あっという間に。

バナナムーンGOLDで本当によく言われるけれど、早い。今年はより早い。2017年始まったばかりだったのになあ。

 

最近、指の腹で潰せる程度の羽虫が徐々に出てくるようになってきた。去年の夏場はお風呂入ってると30匹くらいは潰したと思う。本を勢いよく閉じたりして。そして白い桶にポツポツと黒いそれらを落としていった。星のようで綺麗な気さえした。たぶんアガサ・クリスティの文庫本だった。かなり潰した。「指の腹で潰せる程度」、去年気に入っていた響きだ。

蜘蛛は殺さないようにしてるが羽虫は潰してる毎日。

 

 

 

 

 

キリトリ

 

 

 

「明日のことなんだけれど、

けれど、という言葉を聞くと高校の同級生を思い出す。同じ部活の女の子。

「けれど」にその女の子が染み付いている。

小説を読んでいると、ふと思い出す情景があるように「けれど」という響きは瞬間もう高校時代に僕を連れていってしまう。無理矢理背中を押されて井戸に落とされるような、逃げようのない圧力。

日常で「けれど」言う人って周りにいますか?「だけど」に慣れていた、というかそれしか知らなかった僕には当時新鮮だったんだよな、「けれど」

 

 

 

 

 

キリトリ

 

読みやすい文章を書くのは難しいことだとこれを書いていて思う。

気取るのは良いけど、文学かぶれ?臭くなったりしかねない。というか大分そんな感じあるか。

化粧は程々にしないと、量あるから全部使っちゃえ!だと化け物ができるからなあ。