2017/6/2 最近観た映画
最近観た映画。
「バケモノの子」★
「新劇場版エヴァンゲリヲンQ」
「シドニアの騎士」
「サカサマのパテマ」
「BLAME」
「ハーモニー」★
「屍者の帝国」
「風立ちぬ」★
「思い出のマーニー」★
「サマーウォーズ」
「コクリコ坂から」★
「ゲド戦記」
「Death Note ~light up the new world」
「秘密 the top secret」★
星のついたものについて書きます。
「バケモノの子」
細田守監督作品
主題歌がMr.Childrenのstarting over。公開当時、映画館で観た人には爽やかに夏を彩った良い思い出、物語として残っただろうと思う。プロモーション映像で(当時僕は)見えなかった男の子と女の子の青春が本編にはしっかりと組み込まれていた。
「ハーモニー」
あるシーンからの展開が名探偵コナンばり。
百合?レズ?的要素がある、というよりこのストーリー全体にちりばめられている。個性から抜け出す瞬間なんてない。
冒頭回想の台詞「あそこ」。直接的表現をされることによって、僕たちはどう思っただろうか。
この世界に居場所がないと言う君の、
じゃあ居場所はどこにある。
「風立ちぬ」
経験の有無に関わらず、天変地異は人間に圧倒的な恐怖を与えるのではないだろうか。僕はそれと分かった瞬間怖くて震えた。実際に鳥肌が立った。
夢との行き来が多いことによって、一人の人間の内側に観客がより深く入っていくことが出来たのではないかと思う。
史実、一人の人間の生涯。夢があり愛があり、敵のような人がいる一方思ってくれる人もいる。
「思い出のマーニー」
百合なんかじゃない。自分の存在が何か分からなくなって、他人が遠く、冷たく見えてしまう主人公が空想であり現実でもあるある少女と出会うことによって変わっていく。
廃墟に光が点っているように見えた一瞬から始まっていく。
戸惑いや謎は暖かな部屋に帰っていくから安心して見てもらえればと思う。
「コクリコ坂から」
恋のお話。時代の色がはっきり見える学生たち、楽しそうだ。
「秘密 The top secret」
ちょっと前に「羊たちの沈黙」三部作を観た以来、というかそれで気がついたというか、グロテスクなシーンをなかなか直視できない。
今、現実は死者に口なしであるわけだがこの映画の中では死者の見たものを見ることができ、死というものが変わった形に捉えられていく。
一人一人をもっと掘って見せてほしかった。、というか見たくなった。しかし二時間半の長作をよくあれだけ濃密で緊張感が途切れることのないものにしたなと、感心してしまう。
最後の視点。とても効果的だと思う。
以上。